現在精神科に関わる基礎知識に関して勉強中です。
他:精神の解剖生理は「知情意」から
前回にこころの病を紹介しました。
前回記事:こころの病について
今回はこころの病が起こす不調を紹介していきたいと思います。
こころの病の不調とは?
こころの病気には様々な症状があります。ある程度自分で気付きやすい症状もあれば気付きにくい症状もあります。
自分で気づきやすい症状 |
気持ちが落ち込む 自信がなくなる 必要以上に不安になったり 周りの出来事を自分と結びつけて取り越し苦労をしたりする 体がだるくて疲れがとれない 息苦しい など |
自分では気付きづらい症状 |
生活リズムの乱れ 服装など身嗜みの乱れ いつになく自信家になったり浪費に走ったりする など |
実際のこころの病のはじまりはこういった様子があります。
上記では「気付きやすい」と表現しましたが、おそらくは自分自身で
「これがこころの病だ!」
と気づけることは殆どなく、大体が家族など周りの人が先に変化に気付きます。
現在では労働安全衛生法の改正から企業のストレスチェックの義務化などメンタルケアも健康管理の一つの認識が深まって行ってます。
精神症状の例
上記のこころの不調と表現したものは専門的にいうと精神疾患の症状です。
ここで代表的な精神症状を挙げていきます。
代表的な精神症状 |
異常体験 滅裂言動 逸脱行為 幻覚 錯覚 多弁 多動 無為自閉 疎通不良 了解不良 衝動行為 悲観的言動 拒食 拒薬 気分変動 焦燥感 徘徊 不眠 入眠困難 中途覚醒 不安感 希死念慮 自殺企図 せん妄 てんかん発作 無欲状態 異常行動 パーキンソン症状 不穏状態 興奮状態 うつ状態 過食 疲労、全身倦怠感 動悸・めまい 頭痛 食欲不振 憂鬱(ゆううつ) 自傷行為 |
上記のこれらは私が普段勤務している病院の中で使われている言葉です。
今後はこれらを改めて一つずつ調べなおしていきたいと考えています。
こころの病の特徴を知る大切さ
こころの病気の可能性を考える有力な手がかりが症状ですが、症状があるからといって病気であるとは限りません。
なぜなら私たちはいつもストレスにさらされながら生活しています。
大きな出来事があれば眠れないこともありますし大切な人が病気になれば気持ちが憂うつになります。これは自然な反応です。
健康な人では、何かの症状や変化が出ていても、ストレスが去れば元の状態に戻る力があります。
ですが症状が長く続いたり、生活するうえで支障が大きい、つらくて苦しいといった場合には病気の可能性があります。
この為、診察・診断をする上で社会的な環境やストレスの状態も含めて総合的に判断するのです。
看護はこの診察や治療中のお世話が仕事なので、これを理解しないといけませんね。
( ..)φ