精神科退院支援に必要な事を現在勉強中です。
※精神科患者さんの退院支援に必要な事を書きなぐってみた[精神科看護]
今回はソーシャルスキル(社会技能)に関する記事を書いてみました。
この社会技能は患者さんだけでなく、生きとし生ける人すべてに必要な事だと思うのでぜひ一読してみてください^^
まずソーシャルスキルとは?
これは社会の中で人間関係を上手く進めていき、共に生活していくために必要な能力です。
要は対人関係能力を指す言葉です。
単純なコミュニケーション能力だけでなく、社会生活を行う上で色んな問題が出てきます。
こういった問題解決能力には、様々な能力や過去の学習の積み重ねが問われてきます。
切れた○○○が良く言うよ!!
※真のチームワークは互いに切磋琢磨して目標が一つになる事[教育・指導]
…(´Д`)
…まあ私の様に怒りっぽい人ほど、アサーショントレーニングなどが有効なのですが
これに関してはまた別の機会に記事を書いてみます(^^;
ソーシャルスキルが身についている様
このソーシャルスキルが高い人は相手の気持ちを読み取ったり、必要に応じて自分の感情を抑制する事が出来る人を指します。
(´Д`)オレムリ
こういったスキルは経験を積み、学習する事で身についていくことなので
性格というよりも、認知として刻まれていくものです。
人間関係はとてもややこしいもので、個人同士ではなく、個人と集団や個人と組織、個人と社会など
様々な関係性も関わってくるので、日常の全てにソーシャルスキルが関連してくるといっても過言ではありません。
(´Д`)タイヘンスギル
この能力にも発達課題をこなしているか否かが関わってくるので、良かったらこちらも参考になればと思います^^
※成長発達、ライフサイクル
ソーシャルスキルにはどんな事が含まれるのか?
WHOが定義する社会の中で普通に他人と交流し、共生していくために必要な能力として、以下の様な項目を挙げています。
WHOが定義するソーシャルスキル
・意思決定
・問題解決能力
・創造力豊かな思考
・批判的に考えていく力
・効果的なコミュニケーション
・対人関係スキル
・自己意識
・共感性
・情動への対処
・ストレスの対処
これらの事と社会的規範を認識するが社会適応をしていく上で重要な事です。
社会的規範:社会や集団のなかで,ある事項に関して成員たちに期待されている意見,態度,行動の型のこと
※社会規範(しゃかいきはん)とは – コトバンク
ざっくり言うとストレスをため込まずに、自分の気持ちと相手の気持ちを汲み行動が出来る様です
勿論これは自分自身にも必要な事なのですが、なかなか…(^^;
つーか全然意識してないや(´Д`)
今までの記事はこれらを少しずつ勉強し直していく為に書いています(^^;
※コミュニケーション
※こんな行動が出たら要注意!ストレスと上手に向き合う為には…[コーピング・防衛機制]
※「ストレス」はどこでも、いついかなる時もあります。[ストレス反応・ストレッサー]
これらを訓練するのがSST
国際生活機能分類にある「参加ADL」これは家庭や社会生活で役割を果たす事とされています。
※「社会生活」能力について
これには、その個人の目標、ニーズ、優先順位、好み、興味、価値観、文化的影響など様々な要因が絡んできます。
これらの満足感が言わば「QOL」です。
※クオリティ・オブ・ライフ – Wikipedia
自分の望む生活の目標を追求しつつ社会に参加していくには、対人技能と社会生活技能が必要です。
この二点をざっくり挙げてみると( ..)φ
社会生活技能に媒介される広い領域の重要な対人技能
・愛し、働く能力
・親密さと相互的な愛着性
・親切、寛容、いたわり
・社会的、情緒的知能
・共感と他者に対する純粋な関心
・異なる意見、習慣、背景をもつ人に対する寛容性
・相互に満足し持続できる多様な関係を作る能力
・家族、友人、仕事、遊びでのチームへの誠実さ
・ほかの人と組んで問題解決を図る効率性
・ほかの人を心配し、気遣う気持ち
・社会規範にそった自分自身への適切な目標と期待
要は色んな対象に思いやりをもって、他者と接する事が出来る事ですねー^^
こういった事にアプローチする事で
・他者と意思疎通の図れるスキルの獲得
・長年の精神障害で失われたスキルの再獲得
・自尊心や楽観、希望の獲得
などから陰性症状にアプローチや社会参加のきっかけなどにつながってきます。
ヽ(・∀・)ノ
また詳しくは別の記事でSSTについての学習を書いてみたいと思います。
(`・ω・´)ゞ
終わりに
人間は社会という群れに中で生きる生物です。その為にはどうしてもこういったソーシャルスキルが求められてきます。
このスキルの獲得のためには色んな事を経験し、そこで発生するストレスなどと上手に向き合って対処する事や他者を思いやる気持ちが欠かせません。
私自身がそれを満足に出来ているかは不明ですが、自分自身だけでなく患者さんと一緒にこれらを勉強していきたいとも考えています^^
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