現在精神科に関わる基礎知識に関して勉強中です。
※精神科の基礎について
これから改めて勉強をしていきたいキーワードを並べながら記事を書いてみましたが、全く精神科の「看護」に関する事が書いてない事に気付きました。
(。´・ω・)アレ?
なので今回は「精神科看護とは?」についての紹介をしてみたいと思います。
まず看護師とは?
まずは看護師のお仕事の定義として
「看護師」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者をいう。 ※保健師助産師看護師法 |
これは医師が患者さんの診察や治療を行う際に補助をしたり、患者さんが入院生活を過ごしやすいよう日常生活の援助や看護を行います。
例えば今お風呂に入れない人の体を拭いてあげたり、トイレに行けない人のお世話から悩みを聞いてあげるなどのお仕事です。
精神科患者さんの特徴
精神疾患がある患者さんの多くは、様々な理由から「人付き合いが上手く出来なくなってしまっている」といった生活上の問題点があります。
これは異常体験や幻覚・妄想などの症状や感情を上手くコントロール出来ない状態、記憶や思考に問題があるなどの理由から社会生活が円滑に送れない。といった問題点からきています。
※こころの不調について
また治療が難しい・その病気から生活能力の低下・これらが重なり入院そのものの長期化などの特徴があります。
では精神科看護とは?
上記で言った「看護師の仕事」と「精神科の特徴」を踏まえると
・こころが不安定な状態でも安心して 治療が受けられるお手伝いをする事 |
・こころに自信がなくなった人が 家(社会)に帰るお手伝いをする事 |
がこの仕事の役割だと解釈しています。
こういった事がよく精神科看護の役割で言われている
精神を病んだ対象に、患者自身の成長を促す 治療的対人関係を通して健康を取り戻し、 社会復帰できるような援助をすること。 |
基本的人権の尊重を理念とし 専門的立場から患者を理解し個々の状態に応じた 全人格的な関わり合いを通して 精神的健康を回復させ、社会に適応できるよう 援助することである。 |
に当てはまるのかと考えます。
実際に精神科看護を行う上でのポイント
患者さん達はその特性上、治療に納得できない・理解できないなどの場面がしばしばありますが、「その殆ど様々な不安から、それが行えない」という状態にあると思います。
「今の状況がわからない。」
「何をされるか分からない。」
などよくよく患者さんの話を聞くとこんな訴えをよく耳にします。
これを理解して話を聞く事が
一番大切な関わりだと確信しています。
この姿勢が対象に伝わって初めて、治療に応じてくれる。生活指導を聞いてくれる。と思っています。
^^