現在精神科に関わる基礎知識に関して勉強中です。
他:精神の解剖生理は「知情意」から
改めて勉強をし直してみると「精神科」はものすごく幅が広くて大変ですね。
ですが、その「精神科」の看護を提供していく上では必要な事なので少しずつでも頑張っていかないと…
(`・ω・´)
今回は精神科の病気についての紹介をしてみます。
街中で「精神科」「神経科」「心療内科」という看板をみかけますが、正直言うと中身は殆ど同じです。
歴史的にはメンタルなものに興味のある内科医が心身症などを心療内科で診てきた経緯があります。
また精神科、神経科より心療内科が好まれる傾向があり、「心療内科」は精神科の代名詞になっているという実態があります。
でもその看板を挙げている「精神科」の病院や「心療内科」のクリニックの実際は役割や行っていることが大分違うので、また別に記事にしてみたいと思います。
色んなこころの病気
こころの病気と一口でいっても種類も症状も様々です。
実際に私が働いている病院でも以下のような病名で入院されている方がいます。
精神科でよく見る病名 |
統合失調症 うつ病 双極性障害(躁うつ病) アルコール依存症 薬物依存症 認知症 てんかん パーソナリティー障害 発達障害 など |
またここ近年に知名度が上がってきている病気もあり、現代社会のストレス過多に伴った病気だと思います。
近年で増えてきた疾患 |
パニック障害・不安障害 PTSD 解離性障害 強迫性障害 睡眠障害 摂食障害 適応障害 性同一性障害 など |
これらも少しずつ勉強していかないと。
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こころの病気とは?
なにかしら体の病気の場合は臓器の種類や部位、原因によって分類されます。
例えば風邪を引いた時に、喉が腫れているから咽頭炎とかですね。
一方でこころの病気を診断するのはちょっと違います。主に脳というひとつの臓器を対象にしていますが、まだ原因がわかっていない疾患が多いという特徴があります。
体の病気の場合は診察や採血などの検査をして診断をしますが、こころの病気の場合は本人の話を聞き、医師が症状と経過を総合的に判断して診断をすることになります。
この総合的な判断は現在でも研究が進んでいて、その病気の特徴となる症状と持続期間およびそれによる生活上の支障がどの程度あるかを中心に診断名をつけています。
この判断の世界的な取り決めとして
・アメリカ精神医学会が作成したDSM
・世界保健機関によってつくられたICD(国際疾病分類) |
があり、日本でも広く使われています。これも年々研究が進められていて、現在ICDは2018年にICD-11。(現状はICD-10)DSMはDSM-5まで発展しています。
私もこれを読み直しながら、このブログを書いています。
φ(..)