コミュニケーション技術の基本はホステスさんの技術を習え!といった記事を書きました。
※話し上手聞き上手になるためにはホステスさんを習う![コミュニケーション技術]
この参考にさせてもらった本の内容は6章まで分けられています。
前回記事では、水希先生が唱えるコミュニケーション技術を伝えるには不十分なので、章ごとに分けて解説を試みようと思います。
次に第3章である相手のタイプを見極めて、効果的に「ほめあいづち」。を見ていきます。
まずほめあいづちとは?
では第一印象についてを話していて
※「第一印象」がその後の展開を大きく分けてしまう?![コミュニケーション技術]
では、その印象通りになるよう相手に心地良い対象と思ってもらえるように接する。
※第一印象は外見だけじゃない?!それは話の聞き方で変わる[コミュニケーション技術]
と水希先生は先生は言っています。
この「ほめあいづち」とはおだてる。お世辞ではなく「あいづちを打ちながら相手を褒める」テクニックを指しています。
今までの1・2章で説明した相手が気持ちよく話せるテクニックです。
相槌の語源は鍛冶屋の師匠が鉄を打つ合間に合わせて、弟子が鉄を叩く様が呼吸を合わせないと上手くいかない様を指します。
本当に上手い命名ですね
ほめあいづちが何故優れているか?
基本的に人間は褒められたい。認められたい。役立ちたい。分かってもらいたい。などの共感や承認に対する欲求があります。
あなたが一生懸命する話を本当に親身に聞いてくれるとしたら、それはとても安心するはずで、もっと話したくなる。話を聞いてもらいたくなるはずです。
要はそういった様を演出するのが、この「ほめあいづち」のテクニックです。
他にも色んな欲求がある
上記では共感や承認の欲求を満たすと関係を良好に出来ると言いました。
水希先生の本では「承認・支配・優越」の欲求を満たす事と書かれていましたが、心理学上ではこの人間の欲求に関する説を説いた人がたくさんいます。
有名な所ではマズローの欲求段階説ですね。
この欲求を満たすことで人間は成長・発達していく事を唱えている理論なのですが、この理論を用いれば様々ある欲求に対する優先順位がつけられます。
これらは下の方からそれぞれの欲求を満たせば、一段階上の欲求を欲しがる。
といった見方をするので、より下位の欲求が一番あいてにとって優先したい欲求ともいえます。
これらを下から順に紹介していきたいと思います。
マズローの欲求段階説について
このまま記事を下に下げる順番に相手の欲求を満たしてあげる事で気が利く人。自分の事を分かってくれる人と信頼されると思います。
1、生理的
これは単純な生理現象である空腹や排泄、睡眠・休息などの事を指します。
まあ平たく言えば、トイレ行きたいとか眠い・疲れた。などですね
でもここをさりげなくフォローできる人は好感が持てると思いませんか?
2、安全
これは何かしらの危険から逃れて安全を求めるといった欲求です。
様々な不安から逃れたい。安心したいといった欲求ですね。
不安や悩みを解決してくれる人。守ってくれる人がいると心強いです。
3、所属と愛情(社会的)
これは誰かに包んでもらいたい。仲間が欲しいといった集団に属したい欲求です。
平たく言えば孤独・寂しさから自由になりたいといった欲求です。
4、承認
これには「尊敬されたい」「承認されたい」といった二つの意味があります。
前者が自尊、後者が承認の欲求と呼びます。
自尊は自信や自由に対する欲求。
承認は評判や優越、評価、重視されたいなどの欲求を指します。
5、自己実現
これは自分自身を高めたい。豊かにしたい。自分がなりたいものになりたい。といった欲求を指します。
上記のような事に水希先生が唱える「承認・支配・優越」の欲求は主に所属・愛情、承認の欲求に当たります。
強がったりしながらも皆、「悩み・不安・寂しさ」があるって事ですね。
それらが具体的にどういった悩みや不安なのかを分かってあげる事。出来れば手伝ってあげる事が相手との距離を縮めるポイントです。
私の看護師といった仕事でもこの欲求になぞらえて、患者さんが困っている事に優先順位をつけて対応しています。
ほめあいづちの4つのパターン
ここでこの「ほめあいづち」はタイプによって適切なやり方があるとの事です。
そのタイプは以下の4パターン(イメージ)です
以前の記事で書いたコントローラータイプが当てはまります。
これもまた以前の記事で書いたサポータータイプがぴったし当てはまります。
もうまんまプロモータータイプです(笑)
相手が楽しんでいる事に合わせて楽しんであげれば喜びます。
これは以前の記事に書いた4つのパターンには当てはまありづらいですがアナライザータイプです。
なかなか自己を出さない様子ですが、一度心を開いてくれると照れながらも気を使ってくれる所は
「あまのじゃく」がぴったりです。
この手のタイプは無理に褒めないで、ただ一緒にいてあげるのが一番良いです。
パターンに合わせて関わることが大事
上記のようにまずは安心してもらう事が人との距離を縮めるコツです。
これは本当に看護においても重要な事ですし、人付き合いでも同じです。
まず相手を受け入れる姿勢を持って臨む事が一番重要な事です。
これをより効果的に行う為にはこういった人をおもてなしするサービスに秀でた人のやり方はとても参考になります。