なんとなくこころの構成要素ってのイメージついた?(;^ω^)
※前回記事こころの解剖生理について説明してみる。[基礎知識]
イメージはついたけど広すぎて良く分かんないです(^^;
とざっくりな説明ではイメージを伝える事は出来ても、これをどう掘り下げていっていいか分からないですよね(^^;
前回に
と偉そうな事を言ったので、これを自分が普段どのような事を考えて勉強してきたかを記事にしてみたいと思います。
まずはキーワードを挙げてみる
自身でも何をどの程度から手を付けていいのか分からないので、ざっくり精神科看護師さんにまず知ってもらいたい事を書きなぐってみます。
こんなキーワードがこころの構成する要素なのかなーと思います。これらを認識しないと、その人らしさが個性でいいのか、それとも病気なのかわからないです。
ちなみに↓
と愉快な仲間たちに問いかけた所
と精神科医の病気をまず見る観点と看護師の病人の生活の世話の観点の違いは現れましたが、ほぼ共通見解であることは間違いないですね^^
学習してきた職業的な観点は違うけど、こころを見るポイントは掴めてきた?
さすが先生!これを勉強していけば解剖生理的なことがわかりますね
本当の先生いっぱいいる中でそれはやめて(´Д`)オソレオオイ…
ざっくりとlineの会話の中でも書きましたが、看護師は病人の生活の世話と診療の補助が生業です。
言い換えれば「病気を見る」のではなく、「病気になってしまった人をどのように手助けするか」がお仕事です。きちんとこの辺を認識しないと精神科疾患のある人のお手伝いは出来ません。
これは病気うんぬんに関わらず、人としての関わりにも応用できる事です。こういった事を知った上で以前書いたコミュニケーションをとれる事が人としての優しさなのかな?と個人的には思ってます(^^;
※コミュニケーションは愛情からはじまること。[コミュニケーション]
キーワードを紹介してみる
上記で出てきたキーワードを今後一つ一つ記事に起こしていきたいと思います。それとこのキーワードに関連しそうなワードと簡単な説明をしていきます。
知情意
これは前回記事と一緒なのでそのまま写します。
「情」は感性・感情・人情
「意」は意志・意欲・徳性
人間の精神はこの3つの要素で構成されています。
※二分法でいえば知的機能と情意機能
ようはその人の考えや記憶、感情、信念とか愛情などです。また人間は社会という群れでないと生きていけない生き物なので…
こころがどのように育ってきたのか?これからどのように育っていくのか?を知る事がこころの基本的な成り立ちを知る事につながります。
そのこころの基本的な成り立ちから概ねの正常範囲を知る事で、この「知情意」のどこが悪いのかを見ていきます。血液検査とかで○○~○○までが正常値といった事と一緒です。
こころがあるから行動を起こすので、この行動の正常範囲は言わば社会の中の許される範囲。常識と言い換えても良いですね。なのでここで先輩から教わった「常識とは社会で許される幅」は何度思い返しても的を得ていると思います。
※精神の解剖生理は「知情意」から
成長発達
これは単純に体が大きくなる。といった意味の言葉ではなく、心が育っていく様も含まれます。その為、人間は亡くなるその瞬間まで成長発達をし続けるといった見解があります。
この成長発達をそれぞれの段階に分けたものが「ライフサイクル(発達段階)」です。
もう少し詳しく書いてみました。
※人間はゆりかごから墓場まで成長を続けます。[成長発達]
ライフサイクル
赤ちゃんから子ども、青年、老人までそれぞれの時期に応じた成長発達の課題の事です。これを唱えているのがエリクソンとハヴィガーストです。
「年齢の割に…」や「明らかに言動が…」といった様があった際は、この発達課題をこなさずに年齢を重ねてしまった。といった見方もします。
もう少し詳しく書いてみました。
※人間はゆりかごから墓場まで成長を続けます。[成長発達]
性格
前回ちょっと出てきた「人間は環境で育つ」といったところに絡んできます。
でも個性ではなく、「特性」と呼ぶのが適切なのか…
この性格に関しても、もっと細かい区分分けがあるので、また個別に記事にしてみます。
認知
これは自分以外の存在を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のことを指します。
この認知がしっかりしている姿は、物事をきちんと認識している。それに対して正しい判断や行動が出来る姿です。その為、記憶や感覚・思考などをまとめたのが「認知」です。
もう少し詳しく書いてみました。
※改めてこの曖昧な「認知」についてを考察してみたヽ(・∀・♯)ノ[認知]
ストレスとそのコーピング方法
何かしらのプレッシャーがかかる事がストレスです。何かのプレッシャーがかかり続けるのは辛くて苦しい物ですが、これは成長発達の過程にも絡んでくることです。
またこのストレスに対する対処行動をストレスコーピングと呼びます。これにも結構種類があります。
今後このキーワードをもう少し詳しく書いていく。
こころを看る為には、この一口では言い表せない様々な事を知らないといけません。
ICD-10でも「機能障害と能力低下・社会的不利の関連性」
DSMでも「精神機能の基盤となる心理学的、生物学的または発達過程の機能不全を反映する個人の認知、情動制御または行動における障害」
などと精神の病気の定義について語っています。その為、「こころの正常」を知るために上記のキーワードを知らないとわからないのです。
まだまだ自分も勉強中ですが(^^;
でもこれをきちんと認識した上で相手を捉え、思いやりを持ってコミュニケーションが取れれば、必ずあいてと仲良くなれると思います^^
前回の解剖生理記事にプラスアルファされていてわかりやすかったです‼︎
内科をメインにやってきた私は検査値や症状を頼りしちゃってたけど、
精神科ではその人の成長発達やこころや見えない所を探りながら分析、考察していかないといけないという事がまだ何となくですけどわかりました。
正常をしらないと異常なんてわかんないですからね‼︎
私も少しずつ勉強して日々精進します(^ ^)
ジョンさんコメントありがとうございます^^
なかなかこういった事を伝えるのって本当に難しいんですよ(´Д`)
私もジョンさんと話していると以前こんな事を思っていたんだよなー。とか昔はこんな事を先輩に教わった。とか色んな事を振り返ることが出来てます。
私自身もまだまだ勉強中なので一緒に勉強していきましょう
ヽ(・∀・)ノ