色んな職種で新人を指導する事がありますよね?今回はこの「指導」する上で大切な事についてを書いてみました。
話をしていく内に「リーダシップとマネジメント」「好ましい人間関係」「チームワーク」といった様が表現されていたので、是非紹介したい。
と思い筆を走らせています^^その方法とは…
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今までの「指導」について
まず「指導」についてを考え育成や管理目線での記事を書きました。
※叱咤激励?!そんな事を指導でするのはナンセンス!![教育・指導]
次は先輩・後輩といった上下関係についての内容でした。
※中身のない年功序列・封建制度は取っ払うのが大事[教育・指導]
そしてあるべきチームワークについての内容と書きました。
※真のチームワークは互いに切磋琢磨して目標が一つになる事[教育・指導]
まだ「リーダーシップ」が書いてないですね!!
そうね。今回はそのリーダーシップとやらをね
と「指導」について話していて伝えたい大事な事である「リーダシップ」についてを書いていきたいと思います。
まず管理とリーダーシップは一緒ではない事
よく現場では「上がしっかりしないと…」や「あたしが上なんだからあたしのいう事を聞きなさい!」の様な意見を聞きます。
そこで課せられた責任を勘違いして潰れてしまう事やそもそもあるべき指導が行われていない現状を本当によく見かけます。
「管理職だから…」「リーダーだから…」と自分の意見や気持ちを偽るのはリーダーシップでもマネジメントでもありません。
ただの自己犠牲です
えっ…だって上からやってて言われたら断るとか出来ないし…
そんなふざけた感情労働はいらん。まずはね( ..)φカキカキ
と、ここでこの「リーダーシップ」と「マネジメント」についてを紹介していきたいと思います。
マネジメントとは?
まずはざっくりと…
「リーダーシップ」
:組織をより良くするために変革を成し遂げる
「マネジメント」
:複雑な環境にうまく対処して既存システムの運営を続ける
の違いがあります。
管理職は組織の成果に責任を持つ者であり、すでに存在し、すでに知られているものを管理する。
言わば現場を管理するのがマネジメントです。
勿論ただ既存の事を行い利益を追求する事ではなく、顧客が何を考えているのかを想像して行う事もマネジメントです。
ここで色々なマネジメントを紹介してみたいと思います。
・目標マネジメント
チームやメンバーに達成すべき目標を設定する。
目標数値に達成できるように調整する。
または到達できる目標になるように調整する。
・業務マネジメント
目標や目的に応じて業務を構築する。
進捗の確認や実際の業務を調整する事。
Want(やりたいこと)とMust(やるべきこと)を調整する事。
・人材マネジメント
モチベーション管理からスタッフの成長具合を管理する事
成長するために必要な課題を出したり、面談や接し方・チーム編成を調整してスタッフが適材適所になるようにする事。
・組織マネジメント
現状の人材や事業などを評価して全体のバランスをとる事
様々な要因のバランスを取りながら、組織としてのパフォーマンスを最適化する事。
・リスクマネジメント
様々な要因から考えられるリスクを回避したり軽減する事。
・フェーズマネジメント
より発展していくために「いま何ができるようになったのか」「どの位置にいるのか」を認知して次のフェーズを作り、そのフェーズを乗り越えていくための方法を考える事。
いわば目標到達の度合いを見る事。
・中間マネジメント
中間管理職が行う様な、経営者とメンバーの間に立ち、双方の話を聞いて他のマネジメントの手助けをする事
などといった
Must(数字を作らなければならないなどのやらなければならないこと)
のバランスを調整する人がマネジメントです。
マネジメントを行う対象は「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つであるため、6W2Hを用いてそれぞれの視点で考えるのが効率が良いです。
「6w2h」
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)
Which(どちらが)
How(どのように)
How many(どれくらい)
俺もやってて、すんげえ大変だったんだよ!
それはやる気のありなし、それぞれの個性を活かしてないのもあるかもしれない
じゃあどうしたらいいんだよ?!
んーとね、そこで役割なりリーダーシップを経験してもらうのが良いと思う。
そうなるように業務分担をしてきたつもりだよ!!
嫌々やらせる的ではなくて…( ..)φカキカキ
リーダーシップとは?
リーダーをイメージすると、一人の下にそれを支える人がたくさんいると考えていませんか?
そんなのはただの封建制度です。
リーダーシップの定義は「最大限のパフォーマンスをあげて目的達成できるように導ける能力」です。
いわば周りに流されずに本質を見極めて目標に進めると言ってもいいでしょう。
ここで社会心理学のE・P・ホランダーが唱えた信頼蓄積理論である「ホランダーの方略」があります。
ホランダーの方略
今までの実績から集団の理解や信頼を得て、その力で周りを説得していく。
過去に大きく貢献したした人がその実績から得た集団の理解と承認を得ていく方法
と自分が正しい事を適切に行って、周りから認めてもらえている人がリーダーの資質があります。
また社会心理の中では「モスコビッチの方略」といった考えもあります
モスコビッチの方略
力を持たない人間であっても、繰り返し主張すれば周りを巻き込んで変えていける事もある
権力を持たない人が自分の意見を繰り返し発信していくことで多数派の意見を崩していく方法です。
いわば間違っていると思うなら、きちんと自己主張をする大切さです。
こういった集団心理を「マイノリティ・インフルエンス」と呼び、少数者が繰り返し一貫した主張や態度を示し続けると、多数者は信頼感が揺らぎ判断に変化が生じることを言います。
要は「リーダー」といった存在は目標に向かって、最大限の努力が出来る人であり、その様がきちんと周囲から信頼されている人を指します。
もちろんそれだけでは、集まった人はまとまりません。とここで
※イメージ図
ときちんとリーダーシップがとれる人は人望があり、なおかつ目標を見失わずに周囲と協力できる様があるのは明らかですね。集団心理学者がこれを証明しています。
その為には「報告・連絡・相談」体制が整っている事も大事です。その情報伝達にもいくつかのパターンが存在します。
「コミュニケーション・ネットワーク」イメージ図
意思疎通がとれていて情報共有がされているのはこのホイール型のみです。
これはいくら仕事とは言え、話をきちんと聞いてくれる人が中心でないと成り立ちません。
とここで今まで語ってきた事を人物像で置き換えると…
設定した目標に対して努力し、成果を出す。そしてそれを驕らずに「皆の協力があってこそです」と言える人
です。あなたはこんな人であれば、一緒について行きたくなりませんか?
でも人間には個性があり、その状況に応じて得手不得手があります。
その状況に応じてリーダーが入れ替わるチームがあれば…
自分が目立とうとするのではなく、人の話を聞けて、その意見をみんなで共有する。
みんながきちんと意見が言えて、目標にみんなで向かうのであれば、優れたチームはリーダーが変わっても機能する。チームの一人ひとりがリーダーシップを発揮するのが理想です。
なので、「リーダーシップが取れる人がいる」のが良いチームではなく、「チームのみんながリーダーシップをとれる」のが良いチームです。
これを「サーバントリーダーシップ」と言います。
この考えはメンバーの力を引き出し、その活躍を支援するリーダーシップのことを言います。
※参考:NPO法人日本サーバント・リーダーシップ協会-サーバントリーダーシップとは?
こんな風にただ単に自己主張をするのではなく、互いの個性を認め合った上で、その場に応じて、チーム皆が一つの目標に向かう様がリーダーシップをとれる人の姿です^^
役職をやってねえ俺が言うのもあれだけど、こういった指導ってしてないじゃん
たしかに!!「あの時」も…「あの時」も…
その「あの時」は確かに俺にも被害が来たから、すんげえ良く分かる(´Д`)
終わりに
私なりにリーダーシップというものを考えて見ました。リーダーに相応しい人は「人の器」が大きい人だと思います。
こころが健康な状態を「器」で例えるならばその器に注ぐのは愛情。
器がしっかりしていて満ち足りないのなら色んな人から情を注いでもらう。
その人の気持ちや思いを注いでもらうから、色んな人の気持ちが分かる。
人の上に立つ人はそうあるべきと考えています^^