ざっくりながらライフサイクルについての記事が終わったので、次の「こころの解剖生理」についてのテーマを仲間に相談していたところ…
※こころの解剖生理についてもうちょっと説明してみる。[基礎知識]
※ライフサイクル
次は「認知機能とは?」で書いていこうかと(´Д`)
多少泥沼化しやすいネタのような気もする
うーん、知的活動の全般的なものが認知と思っているからここなんとか…(´Д`)
その定義とかに幅が出る余地があるんだよね。学説って所詮、誰かの意見に過ぎないから

認知は広すぎるから、説明が「認知症」「認知療法」「認知行動療法」につながればいいんじゃない?
といった話があったので、この「認知機能」に関しての考察を書いてみたいと思います。
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改めて「認知」とは?
これは自分以外の存在を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のことを指します。
この認知がしっかりしている姿は、物事をきちんと認識している。それに対して正しい判断や行動が出来る姿です。その為、記憶や感覚・思考などをまとめたのが「認知」です。
と以前の記事で書きました。
参考:認知 – Wikipedia
とここで国語辞典でも認知の意味を調べてみたところ
ある事柄をはっきりと認めること。
「反省すべき点を―する」 婚姻関係にない男女の間に生まれた子について、その父または母が自分の子であると認め、法律上の親子関係を発生させること。
《cognition》心理学で、知識を得る働き、すなわち知覚・記憶・推論・問題解決などの知的活動を総称する。
※引用:にんち【認知】の意味 – goo国語辞書
うん。とりあえず「知的活動の全般的なもの」が認知という見解は一応、間違ってはなさそうです。
「認知」に含まれる機能を考えてみる
また別の心理学の本を読んでいると
などの様に書かれていました。
引用参考:心理学概論 編者-京都大学心理学連合
…
ぶっちゃけよくわかりません。
だってどれも今一つ曖昧で「総称」とか「全般」とか決まり切ってねーだもん(´Д`)
とりあえず「定義」として考えるのではなく、含まれそうな要素を考えてみると、「認知症」の診断基準にヒントがありました。
DSM-5の「認知症」診断基準
・1つ以上の認知領域(複雑性注意、実行機能、学習および記憶、言語、知覚-感覚、社会的認知)において、以前の行為水準から有意な認知の低下があるという証拠がある。
・毎日の活動において認知欠損が自立を阻害する(IADLが出来ない)
・その認知欠損は、せん妄の状況でのみ起こるものではない。
・その認知欠損は他の精神疾患によってうまく説明されない
と認知「領域」の様な表現をしているので、やはり曖昧な基準である事には違いないのですが、この領域をバラしていくと
「記憶・思考・見当識・理解・判断・注意・計算・言語・学習能力」などの精神機能に分かれると思います。
多分他にも細分化出来るんでしょうけど、一看護師の考察程度ではよくわかりません(´Д`)
きっとガリゾーがなんか付け足してくれるはず…(ヾノ・∀・‘)オレムリ
現場で観察される精神機能
・記憶
覚える事。記憶は「記銘」「再生」「保持」の3つの行程がある。
・思考
反射や習得的反応では、すぐに対処出来ない問題解決や推論を指す。
・見当識
現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況把握のこと。
・理解
物事のすじみちをさとること。わけを知ること。物事がわかること。
・判断
ある事柄について、考えをまとめて定めること。その断定した内容。
・注意
気をつけること。気をくばること
・計算
与えられた情報をもとに、命題に従って演繹することである。
※演繹:理論を数珠繋ぎにして答えを導く方法
※帰納:演繹とは反対に多くの観察事項から類似点をまとめ上げることで結論を引き出す
・言語
一定のきまりに従い音声や文字・記号を連ねて、意味を表すもの。また、その総体。理論も概念も言説
・学習能力
経験による比較的永続的な行動の変容
とこれらは明確に決まっている事なので理解できます。
半端なもんを世の中に出すんじゃねえよ本当に(´Д`)
他にも
・累進
未知の状況の問題解決において、既知の類似した状況を利用する
・知能
環境の変化に対する適応能力
物事や行為がもたらす印象を一般的概念に統合する能力
・抽象的思考力
または論理操作
などの要素も「認知」に含まれてくると思います
色々と幅が広すぎるため、これらの「認知」とやらに含まれそうな事はまた別の記事で書いていきたいと思います。
でも確実に言える事は「認知」には社会で生きるために道徳的な要素もこれに含まれる事です。
出なかったら「社会的認知」といった言葉は出ないと思うので、これもまた別の形で記事にしたいと考えています。
とりあえず
「認知」は人の知的機能を総称みたいな言葉である事
「認知」は五感から得た情報である「感覚」に基づいて「知覚」した情報を様々な精神機能を用いて知識として獲得したもの
と言った事で自分の中ではまとめます。
誰か教えてください(´Д`)
ここで認知心理学の話をしてみる。
認知心理学とはコンピュータと共に生まれた心理学です。
これは人がどのように物事を受け入れるのか、記憶した情報をどのように思い出すのか、問題をどのように解決するのか。と言った観点の学問です。
コンピュータの情報処理過である「入力」「保存」「検索」を人間で置き換えるならば、見る聞く話す記憶するなどの行動がこれにあてはまります。
例として挙げると
入力=五感から感覚情報を心に入力
保存=情報処理を行い、認識する
検索=心に受け取った感覚情報を判断し、外界に向けて意思決定したり反応する
といった過程を認知としている。と唱えている学問です。
またこの認知が備わる事により、情報の処理の仕方が
・制御的処理から自動的処理へ
※情報処理能力の向上
・パターン認知
※すでに記憶としてあるパターンに基づいて類進する。
・文脈処理
※出来事を取り巻く環境、状況を文脈で構成する。「何を」「いつ」「どこで」「どのように」など
・順応
※感覚が与えられた刺激や環境に適応する
上記の4つのように最適化されていく。と述べています。
しかしこれの認知心理学に関しては、誕生してから100年経つか経たないか程度の学問なので研究・発展の余地があるとも言われていました。
また違う観点から「認知」と考察してみる
ちょっと脱線しますがコンピュータでの計算に使用される手続きはアルゴリズムと呼ばれます。
これは問題を解くための手順を定式化した形で表現したもので、平たく言うと方程式みたいなもんです。
このアルゴリズムは誤ったデータを入力してしまうと
・停止しない。
・解の範囲を逸脱した値を返して停止する。
・誤った解を返して停止する。
・解を返さずに停止する。
・これらの組合せ。
が起こります。要は何にも出来なくなるか、暴走するって事です。
この認知心理学的な観点で話すと、なにかしらの生活様式とか思考過程とかを間違って学習してしまうから、社会的問題行動に繋がってしまう。
とも言い換えられるのではないかな?と思いました。
加えて言うと、認知症もこの積み重ねてきたプログラムが壊れるとか消えてしまう事により出来なくなる。暴走する(逸脱してしまう)といった言い換えも出来るか?
と浅はかながら考えてみました(^^;
こんなんであってんのか?(´Д`)
終わりに
なんとかこの認知についての記事を書いてみましたが定義が今一つはっきりしない為、自分の単なる勝手な解釈なのかな?と不安も感じています(^^;
やはり先生の言われていたように泥沼でしたね(笑)
この認知に関しては今後「病識」とか精神科目線ならでは観点も入ってくるであろうし、今後の研究を追っていきたいと考えています。
ガリゾー様くるりん様ご指導ありがとうございましたm(_ _)m
さてと、ガリゾー先生…いつosamuに奢ってもらおうか
授業料なんでいつでも構わないです。
わ~い☆
ただいつもベロンベロンになっている人の代わりに結構お金出してますけど。

…
授業料つーかネタにしたんで、気にしないでください
m(_ _)m
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