記事を読んで頂いてる方々。嘘をついたことはありますか?
人間は必ず嘘をつく生き物です。今までの人生の中で一度も嘘をついたことがないという人は100%いません。
「こころの勉強をしていくと、日常の色んな場面に応用できる!」という中で今回は嘘の見分け方についてを考察しました^^
つーかこんなんを記事にしていいのか…(´Д`)
前回記事※これで相手の嘘が分かる!!そのためには…その1[コミュニケーション]
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嘘を見抜くためのテクニックその2
わたしこれ興味ある。
そうか。じゃあざっくり見てってくれ。
あいての情報を知り、人間がどうしても行ってしまう癖を知りました。
次はその人の癖のパターンを見分けていきましょう。その為には…
「ノンバーバル」
「コーピング行動」
「必ず嘘をつく生き物。それが人間」
を踏まえれば嘘は見破れます。これらをざっくり見ていきましょう。
非言語的コミュニケーションを知る
以前メラビアンの実験結果について語りました。
※「第一印象」がその後の展開を大きく分けてしまう?![コミュニケーション技術]
これをもう少し丁寧にいうと
視覚情報 (Visual) – 見た目・身だしなみ・しぐさ・表情・視線 …55%
聴覚情報 (Vocal) – 声の質(高低)・速さ・大きさ・テンポ …38%
言語情報 (Verbal) – 話す言葉そのものの意味 …7%
以前に言ってたところですね!
実はこれにはまだまだ先があってね
と言語のみでの情報伝達ではわずか7%程度しかない為、気持ちがこもっていない。気持ちと言葉がに矛盾が生じると何かしらのサインが出ます。
前回では、これを引き出しやすくする為にあいてに与える印象を良くして、そのサインを拾いやすくしました。
次はこのサインの観察やあいてに合わせたサインをもっと拾えるようにしましょう。その為の観察ポイントをまとめると
①「身体動作」:身振り、姿勢、表情、視線、瞬目、瞳孔反応など、体の動き
②「身体特徴」:スタイル、頭髪、皮膚の色、体臭、容貌など
③「接触行動」:自分や他人の体に触れる行動、スキンシップなど
④「近言語」:発話に伴う形式特徴、音声の音響学的特徴、泣き・笑い、間投詞など
⑤「プロクセミックス」:空間の認知、対人距離、パーソナルスペース、なわばりなど
⑥「人工物の使用」:化粧、洋服、装飾品など
⑦「環境」:建築様式、インテリア、照明、標識、温度など。
これが非言語的コミュニケーションの区分ですか!
イケメンはそつなくやってからいいじゃん(´Д`)
…(もう諦めよう)
とこれらの7つのポイントがノンバーバルサイン(非言語的コミュニケーション要素)の為、これらの要素を基にあいてのベースを知っていきます。
そのベースを知ると何故解るかというと…
人間の3つの脳
人間の脳は大きく3つの機能に分かれます。ざっくり言うと
脳幹=生命
脳大脳辺縁系=感情
大脳新皮質=知性
人間が今の生命体へと進化してきた過程として、単細胞生物から始まり爬虫類へそして哺乳類に変わり霊長類、そこからヒトへとなっています。
その過程の中で捨て去ったものはありますが、残っているものもあります。それが生物としての反射行動です。
その機能をつかさどる領域が脳大脳辺縁系です。
この領域の反応は大脳新皮質を通さず起こるので反射的かつ瞬間的です。その為、その時の心の状態を正直に示してしまいます。
人間が成長発達の過程でまず覚えるのが生きていく為の行動を覚える事ですが、次に芽生えるの感情の分化です。やがてこれが様々な感情となり、それをコントロールしようと知性を身につけます。
※成長発達の過程:ライフサイクル
近日中に書き上げます(^^;
その為何かしらの考えを持って行動にうつす際は必ず感情が伴います。それらが仕草、表情などのノンバーバルとして表われるのです。
嘘をつくためには大脳新皮質で考え、意思を通して行動を起こす必要があります。
しかし、大脳新皮質を通さずに脳大脳辺縁系から直接出される感情の表れ(ノンバーバル)はごまかすことができません。
もっと細かい解説はガリゾーにお願いしたいわ。
えっ?!まさかの無茶ぶりですか??(^^;
だってお医者さまじゃねーか(´Д`)
ストレスコーピング
人間は何故嘘を嘘をつくのか?それは自分の身を守るために嘘を付きます。成長発達過程の観点からでも、それが良く分かります。
※これもまた別記事で書いていきます。
嘘はいけないことなんじゃないの~?
いや、人間は嘘の塊だから
そんなことないよー!
イメージしている他者をだます嘘じゃなくてね…( ..)φカキカキ
自分を守る為の行動が脅かされると、それはプレッシャーがかかりますよね?それがストレスです。
こういった何かしらのストレスから解放されたい時に起こす対処行動。それがストレスコーピングです。
ストレス対処(またはストレスコーピング、ストレス・マネジメント、Stress Management)
ストレッサーを処理するために意識的に行われる行動及び思考を言う。これは個人と環境の相互作用的な過程であるとする対処戦略という考え方があり、ストレッサーの解決を目指して情報収集や再検討を通じて解決を図る問題焦点型対処とストレッサーが起因する情動反応に注目した攻撃行動や問題を忘却するような情動焦点型対処に大別できる。またパーソナリティ特性であるとする考え方もある
これらもうちょい細かく言うとまずは
・問題焦点型(プライマリーコントロール)
ストレッサー自体に働きかける(取り除く、遠ざける)ことで認知できなくしてしまう方法
・情動焦点型(セカンダリコントロール)
ストレッサーへの認知の仕方を変えることで、受けるストレスを失くす、または少なくする方法
・ストレス解消型コーピング
受けてしまったストレスを身体の中から追い出す、発散させるという方法
これらの3パターンの具体例が防衛機制です。代表的な物が以下の様な事です。
抑圧
不安をもたらす恐れがある欲求や感情を無意識に押し込む
反動形成
そのままの形で外に出す受け入れられないだろう。といった要求や衝動を反対の形で表す
投影(投影)
自分の中にある受け入れたくない衝動を他人もそれを抱いていると思う事
同一視(同一化)
自分の弱点や不安を隠すために権威者や理想とする人になりきる
置き換え
抑圧された欲求や感情を本来の対象ではなく、代理的に他の実現可能なモノに置き換える
昇華
置き換えと意味合いは変わらないが、この衝動をより社会的に高い活動に置き換える
退行
より幼い発達水準の特徴を示す行動に戻る。
逃避
不安をもたらす状況から逃れようとする
合理化
もっともらしい理由付けをして、合理的と思い込んで自分を守ろうとする
保障
劣等感を克服するために、心的エネルギーを集中させ、劣等生を補う
こうしてみたら、この中の一部は自分の気持ちに「嘘」をついてるでしょ?
※セリフを一部追記しました
うん。たしかにそれならわかる。
フラストレーションについて
フラストレーションは「挫折」あるいは「目標が達成できない状態」を意味する言葉です。
欲求がなにかしらの要因によって充足できない「欲求阻止」または「欲求不満」状態を指します。
ストレスがたまった事によって情動的緊張が高まる状態を指して用いられます。
※フラストレーション – Wikipedia
あ。つまり…
多分せいかい。
ここまで来たら大体わかりますよね?相手の情報を引き出し、その情報が正しいかどうかを判断していく。その次は…
ここまで来たら嘘を付いてるか直接聞いてみて、その反応を見てみる。
せいかい。その反応についてを見てみようかな。
フラストレーション反応の例
攻撃行動
原因となっている対象又は代わりのものを攻撃する
活動の激化
目的をとげようとして活動が激しくなってくる
行動の固着
問題解決に役に立たない行動であっても、こだわって繰り返す
逃避・回避
目標をあきらめたり、要求水準を下げて欲求不満の事態を避ける
落ち込み
意欲が低下し、活動レベルを下げる
退行
発達段階のより低いレベルに戻り、行動が幼く未分化になっていく
ストレスとフラストレーションは関連性が高いですが、一緒ではないので注意です。
例えばこの退行化に伴い、普段の愛用品を思い出す事の例として「ライナスの毛布」といった表現もありますし
気持ちをどのように処理していいか分からずに「感情失禁」や「行動静止」など精神的変化のサインはたくさんあります。これが病的になってくると精神科疾患の症状のも繋がってきます。
人間は知性がありますが感情はコントロールできません。
これは生命維持のために感情を覚え、そのために思考や行動を学習していく以上、この理から抜けられないからです。
終わりに
コミュニケーションの応用として「嘘の見分け方」としましたが、このようなサインを観察して、困っている事を引きだす為に現場では使っています。
これを愉快と思い他者の都合を考えない反社会的な様がサイコパスや犯罪心理となってきます。
いずれにせよ、嘘をつくのは何かあるんだろうなぁ…と理由を考えてあげるのも優しさの一つと思います^^
ちなみにこのシリーズはもうちょい続きます(^^;
※これで相手の嘘が分かる!!そのためには大脳辺縁系に聞く。[コミュニケーション]